堺市役所地下食堂森のキッチン

［概要］
大阪府堺市役所地下1階にある市役所の職員を中心とした一般の方も利用できる食堂の空間から場づくりまで携わったブランディングデザイン。

［アプローチ］
立ち上げ時のコンセプトワークやロゴデザイン、館内サイン、広報ツールなどをはじめ、運営開始後は場づくりなども含めトータルでデザインしました。シンボルマークは、円の中に、漢字の「木」が3つ横並びで重なりあった形の「森」を描き、食堂として、みんなで食事を楽しむための大きなテーブルを表現しています。また同時に、人と人とが手を取り合う様も表現。そこには福祉事業所として、仲間のみんなが「各々自立しながらも手を取り助け合える」場であり、様々な人と「上下の関係ではなく、横の関係でつながっていく」場所になれるようにとの意味も込めています。マークが少しだけ湾曲しているのは、この「森（食堂）」から広がっていく木々（人と人の繋がり）が、この場所で働く人たちにとって、ひいては社会にとって、いつか大きな「円」（活動やインパクト）になるようにとの想いも込めています。